けもの巡礼紀行

動物園・水族館巡りやら旅行やらについての備忘録てき

ペナン水族館(18/1/6)【ペナン島南部のちいさな水族館】

マレーシア・ペナン州ペナン島市南部のBatu maungにあるペナン水族館(Akuarium tunku abdul rahman)の訪問記録です。ペナン国際空港の裏側、ペナン南大橋ちかくの小さな水族館です。

 

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看板にはJabatan Perikanan Malaysia(マレーシア漁業省)、Googleマップを確認するとInstitut Penyelidikan Perikanan(漁業総合研究所)等と書いてありました。どうも政府系の研究施設の付属施設みたいですね。

 

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入場料はRM5(当時140円)でした。現地のダイソーよりもお安い。

 

入り口付近

入り口で写真撮影をされまして、これを最後に1枚RM10(280円くらい)で売り付けるシステムのようです。そこまで押しは強くなかったですが。おとなしく撮られて記念に買っちゃいました。

 

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写真撮影のバックはこんな感じのジャングル風?水槽。アロワナですかね? ジャングル水槽の周りには漁業総合研究所の活動内容(たぶん)のパネルがありました。パネルはマレー語と英語の併記です。

 

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その奥に進むと水槽群が歓迎してくれます。「Ikan kelah」…英名Mahseer、インド半島からマレーシア、インドネシアに生息するコイ科の魚だそうです。和名はどうやらついていない様。ちなみにIkanはマレー語で魚の意。

 

小水槽群

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壁一面の小水槽群。「熱帯魚がいっぱいいる!」なんて当時は思っていましたが、そもそもここが熱帯でした。見慣れないカラフルな魚でも、ここでは郷土の生き物なんですよね。

 

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インドネシアスネークヘッド、とありました。スネークヘッドということはライギョの仲間なのかな?

 

外来魚コーナー

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「Spesies Ikan asing larangan Import」…輸入禁止の外来魚種、とのことで。漁業省の関連施設だと思うと納得の展示です。

 

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ちなみアリゲーターガーらしき魚がいました。貴方マレーシアでもそういう扱いなのね…

 

館内中ほど

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館内はこんな感じで、やや薄暗く、壁にいくつもの水槽が埋まっています。この写真だと誰もいないように見えますが、当時はマレー人の家族連れで賑わっていました。

 

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メッセージボード。権利的に大丈夫なのかなこれ…

 

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ちなみにちゃんと?ナンヨウハギはいました。

 

円筒水槽

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館内にはいくつか円筒水槽の柱があります。これがカラーLEDで妖しく色を変えながら光る…

 

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円筒水槽の中にはイセエビ?がいたり、(しかし真っピンクだ)

 

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はたまた小さなウミガメが泳ぎ回っていたり。いやウミガメの扱い雑では!?普通のウミガメ水槽もありましたけどね。

 

ウニ

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やばそうなウニ。青く発光していてびっくりしました。

 

タツノオトシゴ

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タツノオトシゴ類の展示はわりと充実しています。

 

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薄黄色い種や、

 

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大きな種や、

 

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黒い種とか。黒い種はやたらと密集していました。ちゃんとした種名が分からないのですが、とにかく種類はいるのでタツノオトシゴマニアは必見でしょう(?)

 

大水槽講堂

屋内最奥部には大水槽の部屋があります。

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大型魚種が泳いでいて見ごたえがあります。「Auditorium Abu Talib」…Abu Talib講堂、といったところでしょうか(Abu Talibはおそらく人名でしょう)。

 

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この水槽を眺められるように、学校の講堂ふうに椅子が並んでいました。地元の子が社会見学でここへ来たとき、ここに座らされてお話を聞くのかなあ…と勝手な想像。誰もいなかったので、椅子に座ってしばらく水槽を眺めていました。

 

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大水槽のウミガメ。円筒水槽柱にいた子と違って、かなり大きいサイズです。

 

屋外ゾーン

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大水槽の部屋の手前から、屋外ゾーンへ出ることができます。大型淡水魚とかがいました。暑い。

 

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錦鯉…??やたらと密集しているのは日本と変わらず。

 

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カメの池も。なんかミシシッピアカミミガメっぽいですけど、在来種なのか外来種なのか…。説明書きをメモしていないので今となっては確かめる術がありません。

 

大型海洋生物

小規模館故、サメやクジラなどの大型生物はいませんが、屋外ゾーンにパネルによる説明はちゃんとありました。

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写真はマレーシアの海洋哺乳類について。このパネルで、マレー語でイルカを「Lumba-lumba」と呼ぶのだと知りました。るんばるんば!!

 

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クジラの骨格標本の展示も。でかい。

 

屋外ゾーンを抜けると退場ゲートがあり、入り口で記念写真を撮った場合はその手前で購入になります。ゲートを抜けた先には売店がありますが、お土産屋さんという感じではなかったと記憶しています。

 

ペナン水族館は、地元の人のための水族館といった趣で、日本から観光に来てわざわざ行くようなところではないです。しかし、研究所の付属施設なだけあって、パネル展示をはじめとして展示内容はしっかりしています(一部謎ですが)。RM5で入れるのなら結構良い施設だなあと感じました。ローカルな雰囲気もとても良かったです。