市立しものせき水族館(海響館)(18/07/01)【その1・関門海峡とフグ】
7月の初頭、数日間北九州市へ出張することになりました。せっかくなのでどこか観光しておきたいなと思い、前日入りの日に早めに出発して下関の海響館を訪問しました。
新幹線のぞみに揺られて小倉へ、ホテルに荷物を預けてから友人と合流し、電車・連絡船を乗り継いで下関市あるかぽーと地区へ。門司港と下関港を結ぶ関門連絡船のボート、海風が気持ちよくて最高でした。関門橋かっこいい。
お昼ごはんを済ませてから海響館へ向かいます。チケット(大人2000円)を購入して入場。スロープエスカレーターで一気に4階まで向かいます。
一番最初の水槽はこちら「関門海峡潮流水槽」。写真は逆光でさっぱりですが、関門海峡の風景を借景して、海の中をのぞいているような感覚の水槽です。日本海側・関門海峡・瀬戸内海の3エリアに分けられていて、それぞれの海域に生息する魚種が飼育されているようです。
下関らしく?フグがやたらといます。たぶんクサフグ(フグ目フグ科)。かわいい。
トンネル水槽を抜けて順路を進んでいくと、こんどは「関門海峡潮流水槽」の底の方へ出ます。
アカエイが悠々と泳いでいました。けっこう黄色くて目立ちます。
その先はフグコーナー。やたらとフグの名前が書いてある壁がありますが…たぶんこれ飼育種一覧なんでしょう、公式サイトによるとフグ目だけで100種くらいいるらしいです。
最初はトラフグ水槽。食用のフグの中ではいちばん高級なやつです。けっこう大きい。
なんか砂に潜っている個体もいました。(潜砂行動というらしいです) 潜っているというよりは砂を被っているといった感じで、身を隠しているにはバレバレな気も。
その先にはいくつもの中小水槽とたくさんのフグ目が。あまりにたくさんいて、どれがなんていう名前の魚なのか忘れたので、海遊館のWebサイト内「海響館のフグの仲間たち」を参照しながら同定作業しました。このページがなかったらブログまともに書けなかった気がします…
迷路っぽい模様のショーズカウフィッシュ(フグ目イトマキフグ科)。オーストラリア南岸出身。
オレンジ色に白い線、どことなくカクレクマノミっぽい配色のホワイトバードボックスフィッシュ(フグ目イトマキフグ科)の雄。こちらもオーストラリアの南岸出身。
ネズミフグ(フグ目ハリセンボン科)ですかね?さっぱり自信ないですが、トゲがあるのできっとハリセンボン科なんでしょう。ネズミフグは人懐っこいらしいです。
マンボウ(フグ目マンボウ科)もいました。あなたフグ目だったのね、そういわれてみると眼とか口とかがフグっぽい。ビニールが張られた円形水槽のなかを、時計回りにゆったりと泳ぎ続けていました。ネットミームで言われているほど弱い魚ではないようですが、水族館まで運び入れるのが大変と解説されてました。
たぶんポーキュパインフィッシュ(フグ目ハリセンボン科)。ハリセンボンと違ってトゲは常に立ったままらしいです。
たぶんサザーングローブフィッシュ(フグ目ハリセンボン科)。さっきから”たぶん”ばっかで申し訳ないですが…ずっとハリセンボンだと思ってましたが、トゲが黄色いのと模様を見ると、オーストラリア南岸原産のサザーングローブフィッシュが正解のようです。かわいい顔をしています。
こちらが本物?のハリセンボン(フグ目ハリセンボン科)。日本近海に生息している方です。こちらはトゲの先が白くて点々模様。
アカモンガラ(フグ目モンガラカワハギ科)。いや青いじゃんと思ったけれど歯が赤いらしいです。モンガラカワハギ科のなかでも特徴的な尻尾の形をしています。
おそらくホワイトスポットファイルフィッシュ(フグ目カワハギ科)…。海響館Webサイトの写真だとなんか違いますが、英名でググると似たような模様の魚が出てきます。最大50cmまで育つとのことで、たぶん成長途中なんでしょう。(同定するのにめちゃくちゃ時間がかかりました)
想像以上にフグ展示が充実していてびっくりしました。こういう一点特化な展示は見てて面白いです。フグも沼なんだな…と感じます。
つづき