けもの巡礼紀行

動物園・水族館巡りやら旅行やらについての備忘録てき

マリンワールド海の中道(19/03/24)【その1・魚類展示】

福岡県福岡市東区マリンワールド海の中道海の中道海洋生態科学館)の訪問記録。

 

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鉄道利用で、香椎線海の中道から徒歩で訪問。いい天気。

今回は魚類展示を紹介する。九州の近海や河川を中心とした展示だった。

九州の近海

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順路いちばん最初の玄界灘水槽。定期的に荒波が発生し、ドーンと水が落ちてくる。海底から水面を見上げるような雰囲気が幻想的。

 

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群泳。アジかなあと思ったけど、いろいろ調べてみるとマサバな気がしてくる。

玄海灘水槽のあとも九州系の展示が続く。宮崎海岸や錦江湾(鹿児島湾)等々。

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チャガラ。日本近海の固有種で、近縁種にキヌバリがいる。これを書くとき、いろいろと調べていたら宮内庁のページがでてきてビックリ。天皇陛下が研究されてたんですね、ファーストオーサーになってるし…。

ハゼ科魚類キヌバリとチャガラの核DNAとミトコンドリアDNAを用いた種分化の解析 - 宮内庁

 

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有明海モチーフな干潟水槽。ムツゴロウが目玉の展示だったが、ご本人は泥の中に潜っていたのか見ることはかなわず。トビハゼとシオマネキが活動中だった。

 

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ヒラメ、体と砂との境目が分からないニンジャっぷり。

 

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イカの展示(アオリイカ!)、透き通っていて綺麗。九州でイカといえば佐賀呼子イカ。翌日、新鮮なイカを刺身と天麩羅で食べる機会があり、こんなにも美味しいものなのだなあとしみじみ驚いた。

 

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ギラリと光るタチウオ。実際はもっと真っ暗な水槽だった。

 

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漁礁を紹介する水槽で、錆具合が素敵。

 

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ウミガメ水槽。横に長く、子供の目線あたりを悠々と泳いでいく感じの造り。

 

阿蘇水の森

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熊本県阿蘇山周辺、湧水が湧く森林をモチーフとしたエリア。清流に棲む魚や両生類が展示されている。

 

九州の外洋

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九州南部の温暖な海を再現。水深7mのパノラマ大水槽になっていて、2階から1階にかけて吹き抜けになっている。順路も水槽の前を徐々にスロープで下っていく感じ。

 

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イワシの大群と自己主張の激しいエイ。2階の水槽脇にて。イワシ群泳水槽でおなじみなイワシトルネードもやっていた。

 

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下から見上げて。大水槽の注目ポイントはシロワニ(サメの古名のワニ)だろうか、マリンワールド海ノ中道が日本で初めて展示した魚種だ。3メートルクラスのサメが複数いるので、とても迫力がある。

 

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風貌こそ人を喰いそうなシロワニだけれど、実際はかなり温和なほう。普通にダイバーさんも近くで質問タイムをしていたし。それにしても、シロワニの方が遠くて遠近法が効いているはずなのに、やっぱりデカい。

 

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コバンザメによるコバンザメ行為。シロワニさんでかいから吸い付きがいがありましょう。知らなかったんですが、コバンザメってスズキ目なんですね。ワニ(サメ)にくっつくサメ(スズキ)と、名前だけみるとややこしさしかない。

 

九州のクラゲ

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いやしのクラゲ展示、これはミズクラゲかな。落ち着き・癒し系の演出なエリアになっていて、まったりするに良い。写真はけっこう撮りづらいけど、幻想的。

 

奄美サンゴ礁

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ライブコーラル展示、なんというか臨場感がある。隣の水槽はサンゴ養殖の展示になっていて、サンゴ礁再生の手助けもしているそうだ。

 

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チンアナゴ&ニシキアナゴはエリアの入り口すぐ、円筒水槽の中でゆらゆら。さすがの人気で、周りの人がなかなか途切れない。

 

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日本では西南諸島などに棲むゼブラウツボ。しましましまうま柄が特徴的だけど、すごい太いエラブウミヘビっぽくてちょっと怖い。

 

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奄美オアシス水槽。青・黄色系の色味でまとめられ、透明感のある美しい展示。左の方に見えるのはナポレオンフィッシュさん。

 

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こちらもオアシス水槽の、白い斑模様が魅力的なタマカイ(スズキ目ハタ科)。けだるげな表情。。

 

九州の深海

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1階、大水槽の裏手を抜ける通路が深海生物の展示になっている。少しサイズは小さめだけれど、深海展示でおなじみタカアシガニさんがいた。

 

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こちらは深海エビ。たぶんアカザエビ(すごく美味しいらしい)。黒くて大きい楕円形の目が素敵。

 

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謎の水槽。洞窟の中でエイやシロワニが目の前で休んでいて、迫力はあるけど不気味。作り物かと思ったけれどちゃんと生きている。

説明も特にないので本当に謎だったが、どうやら表の大水槽とつながっていて、魚たちも行き来ができるようになっているみたい。休憩場所になっているのかな。

 

標本展示

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 エントランスの端は標本展示になっていて、クジラの骨格等が飾られている。このメガマウスザメは福岡市内に打ち上げられたもの。

 

次回は海洋哺乳類やペンギンを中心に書きます。