けもの巡礼紀行

動物園・水族館巡りやら旅行やらについての備忘録てき

タイピン動物園(2018/01/26)【その3・ライオンにシカ、ほか地元系動物】

マレーシア北部、クダ州タイピン(太平)市のZoo Taiping/Night safari(タイピン動物園)の訪問記録です。
↑前回投稿
 
次なる動物は…

f:id:kyarafuki33:20190609004842j:plainシカでした。シカですね。サンバーという斑のないシカで、中国・インドから東南アジアにかけて分布。日本国内ではかつて広島の安佐動物公園にいたようだけど、今は見られず。

 

f:id:kyarafuki33:20190609004930j:plainパームシベット(マレージャコウネコ)、この子にコーヒーノキの実を食べさせると高級コーヒーになってでてくる。ちょっとタヌキとかアライグマな雰囲気があると思った。実際、英名はCommon Palm Civetとコモンな種らしく、人家の近くにも生息し、雑食性で、ロードキルに遭う子もいる、というのは若干タヌキっぽさがあると思う

参考:どうぶつのくに.net

 

フクロウのいる一帯へ。ナイトズーの時間帯は盛んに活動しているのかも?

f:id:kyarafuki33:20190609005000j:plainマレーウオミミズクシマフクロウ属で、魚を捕って食べるフクロウ。

 

f:id:kyarafuki33:20190609005017j:plainマレーワシミミズク。耳羽がおおきくて特徴的!

 

f:id:kyarafuki33:20190609005035j:plainWild Pig、中国語は野猪…つまりイノシシか。マレーシアはイスラム教国だけど、ムスリム的にイノシシってどういう印象なんだろう。担当飼育員さんは華人なのかな?動物園で見る分にはべつにいいのかな?

 

f:id:kyarafuki33:20190609005206j:plainこちらはヒゲイノシシ。気持ちよさそうに睡眠中。マレー半島スマトラ島ボルネオ島に生息する種で、マズルがふさふさしている。日本国内の動物園にはいないらしい。

ブログを書く段階で、国内で見られない種が結構いたことに気づいた。ある意味当たり前だけど、訪問時は全く意識していなかったのでほどほどにしか写真を撮ってない!

 

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木々が生い茂り、全体的に緑色なタイピン動物園だけど、この放飼場はお堀の池に藻が繁殖していて、余計に緑緑している。ここはアフリカライオンの放飼場。

 

f:id:kyarafuki33:20190609005228j:plain岩の上でくつろぐオス。地元系動物がつづくなかいきなりアフリカライオンがでてきた。
 

f:id:kyarafuki33:20190609010650j:plainメスは隅の方に2頭。別の場所から鳴き声も聞こえてくるので、もう少し飼育頭数は多いのだと思う。

 

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ビロードカワウソシンガポールの市中で目撃されると話題のカワウソはこの種。今現在日本国内での展示はないが、少し前まで税関保護個体が鳥羽水族館にいたようだ。放飼場は横に細長く、客順路側は大きな水槽になっている構造。
以前こちらにも書いています。

kyrf.hatenablog.jp

 

f:id:kyarafuki33:20190609010809j:plainビロードカワウソのお隣、ウンピョウ。看板の中国語でもそのまんま雲豹だった。舎内の上の方をウロウロしていた。目が大きくて綺麗。

 

f:id:kyarafuki33:20190609010834j:plain再び登場、マレーヤマアラシ。こっちはおでこが良く見えるのでタテガミヤマアラシとの違いが分かりやすい。

 

f:id:kyarafuki33:20190609011020j:plainすこし開けた場所に出た。隣接するレイクガーデンによく似た雰囲気。しかし曇りだなあ…。

 

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インドキョン。国内だと伊豆大島外来種のイメージが強い…でも本当に綺麗なシカ。

 

f:id:kyarafuki33:20190609011056j:plainクマ科最小種のマレーグマ。マレー語だとBeruang Matahari(熊-太陽)、胸の月の輪模様を太陽に見立てた命名みたいです。ひたすら穴を掘っていたので、胸の模様はよくわからなかった。

 

f:id:kyarafuki33:20190609011117j:plainバウェアンジカインドネシア東ジャワ州、バウェアン島の固有種で絶滅危惧種。バウェアン島はボルネオ島とジャワ島の間にある島だ。群れでけっこうまとまった数がいた。

f:id:kyarafuki33:20190609011147j:plain親子もいる。仔シカがかわいい。

 

f:id:kyarafuki33:20190609011231j:plain立派なアミメニシキヘビ舎。立派ゆえに隠れるところが沢山、見つけられなかったけれど。

 

Riverrine Forest

f:id:kyarafuki33:20190609011248j:plainウォークインタイプのバードケージ。Riverrine Forest、川辺の林というエリア名。白い水鳥が目立つけれど、上を見上げるとコウモリがいてびっくり。

f:id:kyarafuki33:20190609011321j:plainオオコウモリの一種だろう。かなり大きい!天井の網にぶら下がっていた。

 

f:id:kyarafuki33:20190609011338j:plainシロトキコ。大きい体でゲージ内をばさばさ飛び回るのだ。

 

f:id:kyarafuki33:20190609011354j:plain上から下まで水鳥がたくさん、そして湿度高め。

ここで赤ルートは終点、Zoo sentralというエリアに出る。赤ルートはマレーシアや周辺国の動物が多かった気がするし、地元系で固めているのかもしれない。マメジカもこのあたりにいたようなのだけど、見落としてしまったかなあ。
つづきます。後半戦の緑ルートへ。