けもの巡礼紀行

動物園・水族館巡りやら旅行やらについての備忘録てき

豊橋総合動植物公園(2019/06/29)【ジェンツーペンギンのベビーラッシュ】

あまりブログには書いていませんが、自分が一番良く訪問している愛知県豊橋市のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)。最近は、カバの大吉、ライオンのハヤテ、ホンドタヌキのコウメと訃報が続き、寂しい気持ちになることも多かった。一方で、パルマワラビーやダイアナモンキーに仔が生まれたり、新しいキリンやゾウがやってきて展示もパワーアップしたり、マレーグマが再来園と明るい変化も。

 

そんな中、ジェンツーペンギンが子育てシーズンに入ったということで、さっそく見に行ってみた。どんどん生まれているようで、公式発表にはまだ誕生頭数は記載されていない。何羽いるんだろうか。

www.nonhoi.jp

 

亜南極ペンギンの暮らす極地生物館へ。夏はクーラーが良く効き、訪園時のオアシス的存在。

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ガラス越しに間近にペンギンを見られるポイントへ。そういえば今年は小石の上に寝そべっているジェンツーペンギンが多かった気がする。

 

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さっそく1羽目の雛ペンギンを発見!親のおなかの下で寝そべっている。

 

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ヒトの観覧場所からすぐ近くに巣をつくっていて、間近に良く見える。これはすごいぞ… 成鳥とちがって、頭の白色が無かったり、体の白黒の境目があいまいだったりする。

 

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そのお隣、ヒトからみるとさらに手前側。こちらのペンギンも小石のベッドの上でなにやらしている。

 

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よくみると2羽目の雛がいた。先ほどの子よりも小さい。向こうを向いていたのでかなり見づらかったが、さすがに観覧路と近いので警戒しているのだろうか?

 

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すこし奥に目をやって、3羽目の雛を発見。この子も1頭目より若いのか、体がちいさく全体的にグレー。最初に見た時は、親の下にすっぽり収まっていたので雛だとわからなかった。

 

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やや左側に目をやって、4羽目を発見。こちらの子は結構大きいのかな?やはり親のそばに寄り添っている。

 

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ここまでの雛位置はこんな感じ。この範囲だけでも4頭見つけられた。つづけて、少し場所を変え、岩の奥側、矢印の指す方向をのぞいてみる。

 

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奥の方はかなりのジェンツー密集地帯だ。早速雛を発見、これで5羽目。このあたりは正直、望遠レンズとか望遠鏡とか持っていかないと分からないかも。

 

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最奥部、かなり大きく育った6羽目の雛。親と背も同じくらいになっている。これで換羽が終われば、無事成鳥の仲間入りだろう。

 

1か月前(5月26日)に撮影した、同じ子だと思われる写真も掲載します。

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この1か月でかなり大きくなったようだ。いやそんなに早く育つのか?とおもったけれど、実際早く育つらしい。名古屋港水族館が製作したジェンツーペンギンの成長動画を見て納得。

ペンギンの成長のタイムラプス動画を作りました

 

というわけで、今回は雛を6匹見つけることができた。多分見えなかった雛がいたり、あるいはこれから生まれてくるのだろうけど、今年は少なくとも6匹生まれたのか、すごい。みんな無事に成鳥になってくれるように願う。クレイシ形成もちょっと期待してます。

 

おまけ

せっかくなので他のペンギンの雛情報。

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フンボルトペンギンは昨年8羽誕生、写真4月のもので、若鳥が3羽います。基本的に子育ては巣穴の中なので、のんほいだと巣立ち後の若鳥の姿しか見たことがない。

 

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オウサマペンギンの繁殖は2年に1度、子育て中に越冬する。昨冬は繁殖のない年だったので、写真は2017年10月のもの。このときは2頭の雛がいた。

 

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雛はモコモコの体でひたすら大きくなり、越冬のためをエネルギーをため込む。この時点で親鳥と比べても大きかったし、最終的には親鳥より大きくなるとか…。今年の冬は繁殖があるはずなので、楽しみです。

他にはミナミイワトビペンギンもいて、こちらも繁殖はうまくいっているようだ。ただ、巣の位置が見えないところにあるのだろう、雛の姿をみたことはない。