マレーシア国立動物園(18/02/17)【ジャイアントパンダ館】
マレーシア・クアラルンプール郊外のZoo Negara Malaysia(マレーシア国立動物園)、動物園の目玉であるジャイアントパンダ館についての訪問レポートです。
パンダ館の入り口付近・外観。かなり立派な建物です。正門からここまでそこそこ距離があります。
カラフルなタケ風の装飾がされていて、パンダ気分(?)を盛り上げてくれます。「全チケットにジャイアントパンダ観覧料が含まれています」的なことが書いてありますが、どうも少し前までパンダ館は別料金(RM10程度)をとっていた様です。自分も古い情報で別料金だと思い込んでました。まあ、RM85(≒2500円)もする高い外国人料金を払って入園しているし、ありがたく入らせてもらいます。
入館時には手首に巻いたチケットを読み取られ、観覧の時間制限?を告げられます。確か2~30分程度でしたが、そこまで厳密なものでもなく、目安程度。後述の事情で結局時間超過しましたが、特にペナルティ等はありませんでした。
最初のホールは、ジャイアントパンダに関する様々なパネル展示。パンダとクマの仲間の背比べや…
パンダの赤ちゃんの1年間など。後々知ったのですが、どうも訪問の一か月ほど前(2018年1月)に赤ちゃんが生まれていたようです。訪問時はさすがにまだ公開されておらず、会えませんでした。
こちらは全世界のジャイアントパンダを飼育している動物園地図。我らが日本の3園(上野・白浜・王子)もちゃんと載っています。地図自体は若干情報が古く、アジアでは韓国(2016年導入)やインドネシア(2017年導入)は特に表示がありません…。しかしこうしてみると、3館にいる日本は結構なパンダ好き国家な気が。
階段を下り、ジャイアントパンダの放飼場へ。ラグビーボール型のドーム内に、観覧路が二つの放飼場を仕切るようにS字に配置されています。そして冷房が効いていて涼しい。外は多湿で30°Cくらいあるので、さすがパンダは好待遇だな~と思いながら涼んでいました。
国立動物園のジャイアントパンダたちの紹介パネルがありました。フーワ♂(Fu Wa, 福娃)、フォンイ♀(Feng Yi、鳳儀)の2頭がいて、お互い2006年生まれ、2008年北京五輪でマスコットを務めた、とのこと。
Fu Wa, Feng Yiはマレーシア名のようで、Xing Xing, Liang Liangが国際的な名前のようなんですが、ちょっとよくわかっていません。
放飼場はアスレチックやタイヤブランコ、池なんかもあります。ただ肝心のパンダがいない。ここまで来て見ずに出るのはいくら何でもアレですし、しばし待つことにします。
しばらくすると飼育員さんが登場し、野菜や果物を放飼場内のあちこちにおいて回っています。どうやらこの後フィーディングタイムのようです。飼育員さんの着ているTシャツ、竹の模様がカッコいい。
ごはんの準備が済んだところで、扉が開いてパンダが登場。よじ登ったりしながら放飼場内を歩き回り、置かれたカット野菜&果物を食べていきます。
当時フォンイちゃんは出産したばかりですし、この時出ていたのはフーワくんでしょうね。結局でてきたのは1頭だけでした。
この時は出産のことを知らなかったので、まあパンダって繊細なんだろうな~くらいに思っていました。
ごはんを探して放飼場中を歩き回るので、観覧路のどこで見ていても近くへ来てくれるようになっています。よじ登ったり歩き回ったりといい運動になりそう。
アップで見てみるとけっこう凶悪なツメをしてます。そういえばクマのなかまだった。
池の淵のごはんも回収していきます。なんか下半身がやたらと茶色い気がします。
すべてのカット野菜&果物を食べ終わると、ドカッと腰を下ろして竹を食べ始めました。下半身が茶色いのはこの座り方のせいでしょうかね? あと、この体勢だと立派なアレの確認ができるので、やはりこの子はフーワくんで間違いないようです。
実においしそうに?バキバキと竹を食べています。なんかどことなくオッサンくさいなあ…って印象を抱いてしましました。座り方のせいでしょうか?
観覧路をすこし進んで、横から。後ろの丸太を背もたれにして竹をムシャムシャ。しばらく動きがなさそうですし、最初に告げられた制限時間もオーバーしてしまいました。(空いていたからか特に問題はありませんでした)そろそろ出ることにします。バイバイフーワくん!元気で!
放飼場エリアを出たところには土産売店があり、ジャイアントパンダ関連グッズがたくさん売られています。まんまと戦略にハマり、マレーシアの観光地土産としておなじみ?のマグネットを購入。RM10(≒300円弱)くらいだった気がします。国旗とパンダの組み合わせが分かりやすくていいかなーと。
お土産売店の先はカフェになっていて、飲み物や軽食を販売していました。ペットボトルが街中よりだいぶ高かった気がします。
パンダの顔のカップケーキが売られていて、これがかわいい!そこそこお値段がするのと、喉がかなり渇いていたので結局買いませんでしたが、今思えば食べておくべきだった…。
以上で、マレーシア国立動物園のパンダ館レポートはおしまいです。マレーシア唯一のパンダということで、かなり大事にされている印象を受けました。