タイピン動物園(2018/01/26)【その6・ネコ科エリア】
タイピン動物園レポつづきます.↓は前回.
マレートラとかがいるみたい.
マレートラ(Harimau Belang)
マレー語でHarimau=トラ,Belang=縞模様.なにせ熱いので日陰でガッツリ寝ていた.
写真中央にある石室?にいるので,ぱっと見では分からない.広々とした池もあり,泳ぐ姿を見たかったけれど,まーこの暑さなので仕方ないか.ナイト営業のほうがいろいろ見れそうかなあ.
クロヒョウ(Harimau Kumbang)
大きなクロヒョウ舎.ほぼ全面金網張りで物々しいけれどかなり大きい.
ガラス張りになっている一角もあり、こちらからは観察もしやすい.
中はかなり広い.擬木の大きなアスレチックがある.
擬木の上でダラケていた子.いいだらけっぷり.
うろうろ歩き回っている子.ギラっと日差しで黒い斑点が浮かび上がってカッコイイ.
ねむそう.金網越しに撮るのはちょっとしんどい感じです.
看板にあったマレー語Harimau Kumbangはクロヒョウのことらしいけども,Harimau=トラ,Kumbang=甲虫という意味らしく,なんでこうなったんだろう…黒い色がカブトムシっぽいからだろうか.Wikipediaマレー語版(https://ms.wikipedia.org/wiki/Harimau_kumbang)とその英語版をみるに,黒変種なことを指しているんだろうか.ただHarimau Kumbang自体でヒョウを指す,みたいな結果も出てくるので,よくわからない!あるいはヒョウ柄をカブトムシに見立てたのだとすると,ちょっとゾワゾワしてきます.
アジアンゴールデンキャット(Kucing Tulap)
なかなか飼育が難しい種らしい。日本国内でも少し前まで天王寺や群馬サファリで見ることができたようだけれど,今現在の情報が出てこないのでもう居ないのかも.
アップで.
ゴールデンキャット舎もけっこうでかく,青々としている.あとこちらはガラス張りで見やすい.ここに限らず,放飼場大きくて自然な植栽なのがのいいなあ…
解説の看板と並んで,Koridor Utara Malaysia(マレーシア北回廊?)の協力のもと改修されました,的な看板があった.Koridor Utara Malaysiaはマレー半島北部の広域連合みたいな感じ?らしく,自治体の枠を超えた投資がなされたようだ.なるほど広々として綺麗な放飼場にも納得.
つづきます.お次はオーストラリアエリア.
タイピン動物園(2018/01/26)【その5・カバとゾウ,そして鳥類】
まとまった数がいて,みんなで食事したりひなたぼっこしたり.カメラもってうろついていたらガン見されてしまった.仔シカがまたかわいい.
シカに交じって1頭,ニルガイというインド原産のウシ科動物もいる.でかいぞ.この近くにラクダもいたらしいが,発見できず…
放飼場全景(を撮ろうとして入りきらない図)
多頭展示!で,4‐5頭いた気がする.メインランド(マレー半島)の山奥にはホントにゾウがいるわけで,実際に見に行ったわけでもないけれど,その事実にちょっとテンションがあがる.いつかタマンネガラ国立公園行ってみたいな…インドクジャク舎…看板はあるけれど気配がない.というかゲージの緑化状態がものすごいことに.熱帯気候ゆえ植物の成長が速いから、放っておくとこうなるんだろう.
このあたり鳥重点ゾーンらしく,バードケージが並ぶ.ここはマレーコクジャクとかショウジョウトキとかがいるらしい半球状のケージ.
ショウジョウトキは真っ赤なので良く目立つ.マレーコクジャクは写真がないので,多分当時見つけられなかったのだろう.
気づくと変なところに出てしまった.作りかけなのか改装中なのか,バックヤードってことはないだろうけど.気を取り直して転進
トウモロコシを啄むセキセイインコ.枝にそのままぶっ刺すという大胆なあげ方!と思ったけど,インコ界隈ではふつうに丸茹でとか生とかであげてるらしい.
ベニコンゴウインコ(Macaw Sayap Hijau).
イケメンな鳥…ミノバト(Merpati Mas)という,インド領ニコバル諸島を中心に生息する鳩.日陰なのでだいぶ分かりづらいけれど,日に照らされると青とエメラルドに輝く美しい鳥です.日本国内では上野動物園にもいるらしい.
タイピン動物園(2018/01/26)【その4・自由なカンムリヅル&サバンナ展示】
Zoo sentralは大きな傘屋根や売店、トイレなどがあり、休憩スポット的な役割。休日はここでお昼を食べる人も多いのかな。平日で曇りだからか閑散としていた。しかしちょっと不穏な天気。
オオフラミンゴとホオジロカンムリヅル。柵の外側と内側両方に、まったく同じ生き物がいる謎の現象が発生。よくわからん。
アネハヅルに喧嘩を売るオオフラミンゴ。フラミンゴの喧嘩風景ってどこの園館でも見かける気がする。ちなみにアネハヅルは高度8000mを飛んでヒマラヤ山脈を越えて渡るやべーやつです。
日光浴中?のダチョウさん。座っていてもでかい。
雨降る放飼場の風景。結構広くて、まだスペースは両側に広がっている。水場の作り方とかかなり作りこんであり、すごい。混合展示はわちゃわちゃしていて、見ていて楽しいので良いですね。
豊橋総合動植物公園(2019/06/29)【ジェンツーペンギンのベビーラッシュ】
あまりブログには書いていませんが、自分が一番良く訪問している愛知県豊橋市のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)。最近は、カバの大吉、ライオンのハヤテ、ホンドタヌキのコウメと訃報が続き、寂しい気持ちになることも多かった。一方で、パルマワラビーやダイアナモンキーに仔が生まれたり、新しいキリンやゾウがやってきて展示もパワーアップしたり、マレーグマが再来園と明るい変化も。
そんな中、ジェンツーペンギンが子育てシーズンに入ったということで、さっそく見に行ってみた。どんどん生まれているようで、公式発表にはまだ誕生頭数は記載されていない。何羽いるんだろうか。
亜南極ペンギンの暮らす極地生物館へ。夏はクーラーが良く効き、訪園時のオアシス的存在。
ガラス越しに間近にペンギンを見られるポイントへ。そういえば今年は小石の上に寝そべっているジェンツーペンギンが多かった気がする。
さっそく1羽目の雛ペンギンを発見!親のおなかの下で寝そべっている。
ヒトの観覧場所からすぐ近くに巣をつくっていて、間近に良く見える。これはすごいぞ… 成鳥とちがって、頭の白色が無かったり、体の白黒の境目があいまいだったりする。
そのお隣、ヒトからみるとさらに手前側。こちらのペンギンも小石のベッドの上でなにやらしている。
よくみると2羽目の雛がいた。先ほどの子よりも小さい。向こうを向いていたのでかなり見づらかったが、さすがに観覧路と近いので警戒しているのだろうか?
すこし奥に目をやって、3羽目の雛を発見。この子も1頭目より若いのか、体がちいさく全体的にグレー。最初に見た時は、親の下にすっぽり収まっていたので雛だとわからなかった。
やや左側に目をやって、4羽目を発見。こちらの子は結構大きいのかな?やはり親のそばに寄り添っている。
ここまでの雛位置はこんな感じ。この範囲だけでも4頭見つけられた。つづけて、少し場所を変え、岩の奥側、矢印の指す方向をのぞいてみる。
奥の方はかなりのジェンツー密集地帯だ。早速雛を発見、これで5羽目。このあたりは正直、望遠レンズとか望遠鏡とか持っていかないと分からないかも。
最奥部、かなり大きく育った6羽目の雛。親と背も同じくらいになっている。これで換羽が終われば、無事成鳥の仲間入りだろう。
1か月前(5月26日)に撮影した、同じ子だと思われる写真も掲載します。
この1か月でかなり大きくなったようだ。いやそんなに早く育つのか?とおもったけれど、実際早く育つらしい。名古屋港水族館が製作したジェンツーペンギンの成長動画を見て納得。
というわけで、今回は雛を6匹見つけることができた。多分見えなかった雛がいたり、あるいはこれから生まれてくるのだろうけど、今年は少なくとも6匹生まれたのか、すごい。みんな無事に成鳥になってくれるように願う。クレイシ形成もちょっと期待してます。
おまけ
せっかくなので他のペンギンの雛情報。
フンボルトペンギンは昨年8羽誕生、写真4月のもので、若鳥が3羽います。基本的に子育ては巣穴の中なので、のんほいだと巣立ち後の若鳥の姿しか見たことがない。
オウサマペンギンの繁殖は2年に1度、子育て中に越冬する。昨冬は繁殖のない年だったので、写真は2017年10月のもの。このときは2頭の雛がいた。
雛はモコモコの体でひたすら大きくなり、越冬のためをエネルギーをため込む。この時点で親鳥と比べても大きかったし、最終的には親鳥より大きくなるとか…。今年の冬は繁殖があるはずなので、楽しみです。
他にはミナミイワトビペンギンもいて、こちらも繁殖はうまくいっているようだ。ただ、巣の位置が見えないところにあるのだろう、雛の姿をみたことはない。
タイピン動物園(2018/01/26)【その3・ライオンにシカ、ほか地元系動物】
シカでした。シカですね。サンバーという斑のないシカで、中国・インドから東南アジアにかけて分布。日本国内ではかつて広島の安佐動物公園にいたようだけど、今は見られず。
パームシベット(マレージャコウネコ)、この子にコーヒーノキの実を食べさせると高級コーヒーになってでてくる。ちょっとタヌキとかアライグマな雰囲気があると思った。実際、英名はCommon Palm Civetとコモンな種らしく、人家の近くにも生息し、雑食性で、ロードキルに遭う子もいる、というのは若干タヌキっぽさがあると思う。
参考:どうぶつのくに.net
フクロウのいる一帯へ。ナイトズーの時間帯は盛んに活動しているのかも?
Wild Pig、中国語は野猪…つまりイノシシか。マレーシアはイスラム教国だけど、ムスリム的にイノシシってどういう印象なんだろう。担当飼育員さんは華人なのかな?動物園で見る分にはべつにいいのかな?
こちらはヒゲイノシシ。気持ちよさそうに睡眠中。マレー半島・スマトラ島・ボルネオ島に生息する種で、マズルがふさふさしている。日本国内の動物園にはいないらしい。
ブログを書く段階で、国内で見られない種が結構いたことに気づいた。ある意味当たり前だけど、訪問時は全く意識していなかったのでほどほどにしか写真を撮ってない!
木々が生い茂り、全体的に緑色なタイピン動物園だけど、この放飼場はお堀の池に藻が繁殖していて、余計に緑緑している。ここはアフリカライオンの放飼場。
メスは隅の方に2頭。別の場所から鳴き声も聞こえてくるので、もう少し飼育頭数は多いのだと思う。
ビロードカワウソのお隣、ウンピョウ。看板の中国語でもそのまんま雲豹だった。舎内の上の方をウロウロしていた。目が大きくて綺麗。
再び登場、マレーヤマアラシ。こっちはおでこが良く見えるのでタテガミヤマアラシとの違いが分かりやすい。
すこし開けた場所に出た。隣接するレイクガーデンによく似た雰囲気。しかし曇りだなあ…。
インドキョン。国内だと伊豆大島の外来種のイメージが強い…でも本当に綺麗なシカ。
クマ科最小種のマレーグマ。マレー語だとBeruang Matahari(熊-太陽)、胸の月の輪模様を太陽に見立てた命名みたいです。ひたすら穴を掘っていたので、胸の模様はよくわからなかった。
親子もいる。仔シカがかわいい。
立派なアミメニシキヘビ舎。立派ゆえに隠れるところが沢山、見つけられなかったけれど。
Riverrine Forest
ウォークインタイプのバードケージ。Riverrine Forest、川辺の林というエリア名。白い水鳥が目立つけれど、上を見上げるとコウモリがいてびっくり。
オオコウモリの一種だろう。かなり大きい!天井の網にぶら下がっていた。
シロトキコウ。大きい体でゲージ内をばさばさ飛び回るのだ。
上から下まで水鳥がたくさん、そして湿度高め。
タイピン動物園(2018/01/26)【その2・類人猿、ほか地元系動物】
マレーシア北部、クダ州タイピン(太平)市のZoo Taiping/Night safari(タイピン動物園)の訪問記録です。
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チンパンジー。子供がいて、アスレチックをぶらぶらしながら遊んでいた。同じ場所にサーバルの解説もあったので、昼間はチンパンジー、夜はサーバルキャットが交代で出ている?システムのようだ。斬新な共生展示だな?と一瞬思ったけれど、そんなことはなかった。ナイト営業もいつか行きたいな。
タイピン動物園(2018/01/26)【その1・エントランス、ドール他】
ちなみに放飼場がこんな感じで、熱帯雨林そのもの。粘って探すか運よくこちらに来てくれるかしないと、写真どころか見ることすらできない気がする。ドールにとっては多分めちゃくちゃ良い環境なのだろう。上記の写真も35mm換算450mmの望遠でなんとか撮れたけど、すぐに何処かへ行ってしまった。