夢見ヶ崎動物園(19/03/16)【その2】
↑前回
サル舎はレムール舎の隣。中南米に棲む真猿類が暮らす獣舎が並ぶ。
ちょうど、小型サルの獣舎が並ぶこのエリアはごはん中。青菜と間違えて(?)自分の尾を食むリスザル。
獣舎の上の方で3頭のフサオマキザルが身を寄せ合っていた。写真だとわからないけれど、一番右は母親のようで、おなかに子供を抱えていた。
みかんを食べていたフサオマキザルはやたらと表情豊か。
美味しそうに食べる。食レポ向きのキャラクターをしていると思う。
ラマ舎
2013年まで、日本で唯一のシベリアヘラジカのいた放飼場。今はラマが暮らす。
親子で3頭いるようだ。写真の2頭は、白いほうが母親のナン、茶色いほうは顔が真っ黒なので、おそらく娘のケイト。父親のタイタンは、茶色の体でも顔に白い部分があるようだ。
ホンシュウジカ舎
シカのかたまり。ここのホンシュウジカはもともとは丹沢山地の出身で、毎年子供が生まれ、かなりの大所帯になっている。
小獣舎はホンドタヌキ・ハクビシン・アライグマ・二ホンアナグマを並びで展示。ともすれば混同されがちな彼ら彼女らを、比較しながら観察できる。
夢見のアイドル、ホンドタヌキのゲンマイちゃん。美たぬきさんです。仔の頃に仔犬と間違われ誤認保護されてしまい来園、以後人工哺育で育てられたらしい。
ハクビシンやアライグマ、アナグマのいる小獣舎の並びで暮らす。切り株が定位置なのかな。貼ってあった動物園まつりポスターの写真も、切り株の上のゲンマイちゃんでした。
隙間にマズルを突っ込むのがお気に入り?かなり人懐っこく、目が覚めているときはこちらに近寄ってアピールをしてくる。
身のこなし軽やかに、柵によじ登ったりとサービス旺盛。肉球!
川崎市内の狸口は結構多いらしく、保護されたたぬきが自然に帰れるようになるまで、バックヤードで治療を受けたりしている。ゲンマイちゃんの場合、人工保育でかなり人馴れしてしまい、そのまま夢見で暮らすことになった。
ちなみに10年前、保護たぬきが途中でハクビシンに化ける事件(?)があったらしい。
ハクビシン・・・タヌキに化ける?:動物園からの手紙:So-netブログ
ハクビシン。巣箱?に隠れたりこっちに来たり。
アライグマさんなのだ。飼育員さんとすごく仲が良いという噂。
眠るアナグマ。
小獣舎組はゲンマイちゃん以外も、みんなヒトに興味津々な感じだった。こっちによく寄ってきてくれる。
小動物舎
草を食むプレーリードッグ。このあたりはミーアキャット・ハイラックス・テンジクネズミなど、小型哺乳類がかたまっていた。
ミーアキャット。やっぱり寒いのか、奥の方で白熱電球の光にあたっていた。
ヤギ舎
眠るヤギ。ヤギとロバは小動物舎の横の柵内。その隣、立体的なリスの展示は冬場だからか?中止中だったが、最近復活したようだ。
鳥類もけっこう充実。しかし時節柄、鳥インフル対策でフィルムが張られていてちょっとみづらかった。大まかに分けてニワトリ系、オウムとインコ、キジとクジャクの展示。
クジャクが飾り羽を広げ、揺らしながらアピールする様子を見ることができた。なかなかの迫力。
園は山の上にあるので、けっこう眺めがいい。あの高層ビル群は武蔵小杉のタワマンだろうか?
夢見ヶ丘は大きな園ではないが、無料とは思えないくらいの濃さだった。駅からも近いし景色も良いし、ベンチも多い。近くに住んでたら飲み物をもってぼーっとしに週1で行きたいな、と思える動物園だ。鳥インフル対策のフィルムがとれたらまた行きたい。