竹島水族館(19/01/20, 27)【オットセイがやってきた】
1月20日。久しぶりに愛知県蒲郡市の竹島水族館へ行くと、2頭のオットセイの公開が始まったとの掲示がある。ちょうど公開トレーニングのタイミングだったらしく、急いで屋外のショープールへ。
出てきた。まだ子供だろうか?想像していたよりもかなり小さくて、めちゃくちゃにかわいいのだ。12月にウルグアイからやってきたミナミアメリカオットセイで、1月17日に公開を開始した直後だったらしい。オスメスともに名前が未定ということで、投票を受け付け中だった。
ちなみに名前が決まるまではオスくん・メスちゃんとと呼ばれているらしい。そのまんま。名前投票は2月11日まで、どの名前がつくんだろうか。
あまりの可愛さにやられて(?)、結局次の週も竹島水族館へ。
トレーニングはアシカショーをやっているメインプールと、金網越しに見られる観覧場奥のエリアの2か所でやっていた。今回は、金網越しの方に男の子が来ている。彼はだいぶビビりなようで、飼育員さんに呼ばれながらゆっくりゆっくりと移動していく。カメラを向けたらガン見されてしまう。
それでもなんとかゴールまでたどり着いた。金網越しで規制線もあるとはいえ、かなり近くで見られるのが竹島水族館らしくていいところ。こうしてみると結構ケバだっていて、同じアシカ科でもオタリアやアシカとはだいぶ印象が違う。
結局彼は早めに帰ってしまった。まあ、人前出るのはちょっと怖いよね。
ふだんオタリアがショーをしているメインプールでは、女の子がトレーニング中。シシャモやアジを食べていて、現在1歳半くらいで体重が22kgとの解説があった。Googleで「オットセイ 体重」で調べると「ミナミアメリカオットセイ:68㎏」とでてきたので、ほんとうにまだ幼獣のようだ。
トレーニングもまだ簡単なもので、飼育員さんが指示する場所へ一緒に移動したり、鼻先を手にくっつけたりといった感じ。まずはお客さんがいる環境に慣れてもらって、という感じだろうか。こちらは7分くらいトレーニングをして帰っていった。
公開トレーニングは休日15時40分、平日は11時30分と15時40分から。10分程度と書いてあるけれど、オットセイの調子次第で早めに帰ったりそもそも中止になったりもしてしまうようだ。日曜日の竹島水族館はかなり混んでいて、オタリアのショーは屋外エリアがぎゅうぎゅう詰めになるほどに混雑するのだけれど、オットセイのトレーニングは人も少なく、かなりゆったりと見ることができた。
しばらく経ってからまだショープールへいくと、オタリアが公開練習中。
改めてみると、オットセイと比べてつるっとししているのがよくわかる。そして輪投げもスピンも、ジャンプもお手の物。先輩の貫禄!
竹島水族館のアシカショーは休日は4回あるのだけれど、そのあと16時台にも公開練習をしている。今回は16時30分過ぎだったかな。こちらも、時間が遅いからか人は少なく、アシカショーよりかなりゆったりと見ることができる。解説はないけれど、一通り技を披露してくれるのでお勧め。
最近なにかと話題の竹島水族館、ヒレアシ類が3頭体制になってさらにパワーアップ。ついに年パスを購入したし、これからも定期的に行きたい。
おまけ
この後館内に移動し、カピバラさんを見に行ったらごはん中。日曜の竹島水族館は大混雑だが、閉館1時間前くらいになると人もはけてくるし、ごはんの様子が見られたりと良い感じ。本当は平日に来て、まったりと見て回るのが理想だけれど…。
ゴンズイ玉ができていた。うにょうにょ。意外と人気。
先週(1月20日)までアラレフグのガッチャンがいた水槽に、あたらしくネズミフグが入っていた。この角度だとぼけっとした顔だ。しかしガッチャンはどうなったんだろう、聞けば教えてもらえたろうけど、怖くて聞けず…。
水族館のすぐちかく、竹島橋周辺にはたくさんのユリカモメがいた。この辺は野鳥観察もけっこう楽しい。
市立しものせき水族館(海響館)(18/07/01)【その3・海洋哺乳類ほか】
下関市・海響館の訪問記録、その3。この記事では、海洋哺乳類展示やショーについて紹介する。
前回:
本館2F(スナメリとアザラシ)
怒涛のフグゾーンを抜けた先、本館2階には世界の海の生物が展示されている。海洋哺乳類についても、スナメリやゴマフアザラシを見ることができる。
小型の鯨類、スナメリ。大きめの壁面水槽の中を、2頭一緒に悠々と泳ぎまわっていた。壁面の色や淡い光の関係か、青っぽく映って夢のような光景。
すこし笑っているようにも見える表情、小柄でなめらかな身体がかわいい。
比較的いろんなところで見る気がするゴマフアザラシは、ここ海響館にもいた。擬岩でレイアウトされた水槽の中を泳ぎ回ったり、写真の様に頭だけ出して浮かんだりしている。なんとも器用だ。
暗めの照明かつ泳ぎ回っているため、私のカメラではなかなかに写真が撮りづらい。同じルートを繰り返して通る子がいたので、流し撮りをしてみた。バッチリカメラ目線をいただいた。「なんだこのニンゲン」みたいな表情だ。
解説パネル。海響館出身の子や、保護個体の子もいるようだ。どうしてまた北海道からはるばる九州まで…。
海洋哺乳類以外にも、サンゴ礁の熱帯魚からアマゾンの古代魚から干潟のトビハゼまで、世界各地の海や川からいきものが集まっている。シーラカンスの標本もあった。
おもしろかったのがこの展示。ポリマーを敷き詰めた水槽で、チンアナゴの砂の中の様子を見せている。思いのほか細長く、そして案外くねくねしている。
ショーパフォーマンス「アクアシアター」
ショーは円形プールのスタジアムで1日n回開催される。座席からは、関門海峡そして九州門司港の街並みや山々を望むことができ、なかなか爽快。海峡を行き来する貨物船を眺めつつ、開始時間を待つ。
ショーが始まり、まずはトレーナーさんとともにバンドウイルカ5頭が登場。
あいさつ代わりに、海峡を背景に大ジャンプ!これはかっこいい。
アシカさんが登場。この「アクアシアター」ではイルカとアシカの共演を楽しめるようで、期待が高まる。
お互いに、さまざまな種目にチャレンジしていくことになったようだ。
ちゅっ
落ち込む二人。よくみると、トレーナーさんの腰に魚を入れたケースがぶら下がっている。種目のあとにあげる魚、こうやって携帯してたのか。
アシカパフォーマンスではおなじみ?ボールのバランス。
最後の大技、ハイジャンプが決まる!
イルカとアシカのパフォーマンスそれぞれでおなじみの種目から、コラボレーション種目まで、見どころたっぷりのショーだった。ストーリー仕立てでコミカルな動きも多く、楽しんでみることができる。そして、関門海峡を望むハイジャンプはなかなかにカッコイイ。
ショーが終わった後は、健康チェックや予約制の写真撮影が行われていた。お疲れ様。
こちらは1階、退場口付近。ここからは、先ほどのショープールを下側から眺めることができた。
イルカたちの鳴き声がスピーカーを通じて響き渡り、それに合わせて壁面に図形が投影されていく。
彼らの発する鳴き声を、クリック音やホイッスル音といった種類や音の大きさに合わせ、対応する図形を映し出して可視化する仕組みだ。
鳴き声はにぎやかだが、暗めの場所によく合う雰囲気で落ち着く。しばらくの間、イルカとその鳴き声を眺めていた。
館内には、吹き抜けをブチ抜くような配置でシロナガスクジラの骨格標本が展示されている。3階から2階へエスカレータで降りてくるときと、1階の退場口を出たあとで見ることができる。
エスカレータからは太くでダイナミックな背骨を観察できた。
こちらは1階から、頭部の骨格を間近で観察できた。デカすぎてもはや何が何だかという感じ。左下にバンドウイルカの骨格標本が置かれていて、大きさが比較できるようになっている。この場所は有料エリアの外なので、入館するほど時間が無い人もとりあえず見ておいてほしい。
帰りはサンデンバスに乗り、下関駅へ行ってJRへ乗り換えた。バスはICカードが使えないものの、わりと本数が多くて便利。
海響館は、フグやペンギンといった一点特化的な展示が光っていた。地元関門海峡や世界のいきものについてもしっかりとカバーしているし、ショーパフォーマンスも異種族同士のコラボレーションが面白い。いずれまた、ゆっくりとペンギン展示を満喫するために訪問できるといいと思う。
マレーシア国立動物園(18/02/17)【その3・サバンナ~かわうそ~正門】
マレーシア滞在中に訪問した「Zoo Negara Malaysia(マレーシア国立動物園)」の訪問記録です。
前回記事はこちら。園内の端までやってきました
類人猿エリアで順路は突き当りになっているので、いったんパンダ館まで戻り、サバンナを再現した放飼場へ。
このエリアでは、キリン・シマウマ・ダチョウ等が暮らしています。キリンは高い木の葉を食み、シマウマは地面の草を食んでいました。このあたりから雲が出てきて、天気が不穏な感じに…。
放飼場全景。放飼場内に張り出した観察台もあり、かなり近寄って見ることができそうです。あと、背景の山がすごい形。
雨が本降りになってきたので、この先にあるらしいカフェへ急ぎます。
急ぎつつもフラミンゴ放飼場を観察。チリーフラミンゴとヨーロッパフラミンゴでしょうかね?駆け足になってしまい、このあたりの動物たちはほとんど見れていません。
とりあえず雨が止むまでハンバーガーを食べながら休憩です。テー・タリ(あまあま紅茶)のセットにしたらホットで出てきてしまった。スプライトとかにしとけばよかったです。
雨がほとんどやんだので、再び外へ。
「Dataran Dato' Ismail Hutson」と掲げられたエリアがあります。Ismail Hutson氏(1938-2012)はマレーシアの人気俳優で、晩年マレーシア動物園協会の代表を務めていたらしい。
ここには世界最小の熊・マレーグマがいました。マレーシア動物園協会会長を務めた人の名を関するだけあり、同国出身の著名ないきものの展示です。見損ねましたが、ちかくにマレーバクもいたらしいです。
やや時間も押してきたので、残りもちゃっちゃと回ってしまいます。園内はカートが巡回しているようですが、よくわかっていなかったので乗らず。
またもやガウルがいました。強そう。
カピバラもいました。けっこう大集団で、みんな池の中でまったりな様子。
ハチ展示施設?がありました。まさかのハチ、巣などの標本が展示されています。はちみつを売っている売店もありました。
順路をすすみます。相変わらず緑の迫りっぷりがすごい。奥の6Dモーションアドベンチャーは一体何なんでしょうか。
上の写真の橋右奥あたり、人が集まっているので行ってみると、カバが喧嘩していました。ものすごい迫力。顎が外れそうだな。
カバの池の淵にはドット柄っぽい爬虫類?が。正直マレーシアの動物園で爬虫類や両生類に出くわしても、それとわかる表記や柵がない限り、展示生物なのか迷い込んだ野生なのかわかりません。
小規模の獣舎が並んでいるエリアへ。動物園ももうだいぶ終盤で、入り口の近くまで戻ってきました。
コツメカワウソがいました!観覧路のヒトに興味津々で、しきりにアピールをしてきます。
コツメカワウソについても、軽く別記事をかいちゃいましたので、よろしければ是非。
シシオザル。中・小型のサルがまとまっていたようです。この辺から、閉園時刻や天気の関係でかなり駆け足で廻ってしまっています。
鳥類もいました。うーん写真が撮りづらい…。
とりあえず順路をたどり、まだ見ていないエリアへ。こちら側の端は水棲生物中心の展示になっているようです。スタジアム状のプールがありまして、看板に書いてあったアニマルショーはここでやるんでしょうね。アシカとか鳥とかが出る、らしい。
水槽を悠々と泳ぐ魚たち。けっこうデカい。
園内マップを確認して期待していたペンギンは、改修工事中で見ることが叶わず。残念… このさらに奥に、淡水生物中心のミニ水族館的な施設もあったようなのですが、時間の都合上断念してしまいました。
とりあえず戻ります。戻る途中でみかけたマーモセット。観覧路に面した柵の方へ来てくれて、ほぼゼロ距離で見ることができました。かわいい。
アナグマかな?とおもったけれど、アライグマ科のハナグマという動物でした。そういわれてみると、尻尾がアライグマに似た輪っか模様です。
アライグマの放飼場もあったんですが、隙間で寝てたのか姿は見えず。とりあえず解説パネルを撮っていたみたいです。マレー語でもそのままRakunなんですね。
このあとスコールが降ってきてしまい、この近くでしばし雨宿りをしました。10分ぐらいで止んだはず。
こちらシロクロエリマキキツネザル。ジャイアントパンダっぽい模様なので、園の名物のパンダつながりで飼育されていたんでしょうか。解説パネルもパンダに似た模様が云々って感じでした。
園内を一周して正門へ戻ってきました。うぃーあーふれんず!
駐車場を抜け、幹線道路に面するバス停のあたりでGrabを呼んでホテルへと戻りました。時間は17時前、結局閉園ギリギリまで居ました。結構歩いたので疲れた…。
園内は広く、緑にあふれていたマレーシア国立動物園。南国感あふれる園内は散策して楽しかったですし、木陰が多かったりして意外と暑くなかったのもよかったです。外国人料金は結構高かったですが、かの国における動物園の様子を見ることができて満足です。
今回分で歩いた場所を地図に示します。
やはり最後の方だいぶ早足になってしまったので、機会があればもう一度行ってみたいです。またマレーシア行きたいなあ…。
マレーシア国立動物園(18/02/17)【その2・大型ネコ科~パンダ~類人猿】
マレーシア滞在中に訪問した「Zoo Negara Malaysia(マレーシア国立動物園)」の訪問記録です。
前回記事はこちら。園内の池や鳥類の展示を見てきました。
大型ネコ科ゾーン的な場所へきました。
まず最初にアフリカライオンが見えてきます。このエリアに限らず、堀で放飼場と観覧路を仕切る、柵の無い展示が多く見やすいです。
タテガミの立派な雄ライオン。涼しそうな場所でまどろんでいます。
マレートラは放飼場のかなり奥の方、スマホカメラじゃ厳しいような場所で休んでいました。ズームでなんとかパチリ。マレーシア、国内に野生のトラがいるんだよなー、と不思議な気分になります。
解説パネルはこんな感じ。「最大のネコ」「水が大好き」「ヒトの10倍強い」
チーター。こちらも建物の陰で休んでいました。微妙に区画が小さく、狭め。トラたちとは道を挟んだ反対側なせいか、あまり注目されていなかった気がします。
ホワイトタイガーもいました!マレーシアでも人気があるようで、柵の周りに人だかりができています。 放飼場はかなり広く木々も茂っていますが、この子は水堀の縁をうろうろあるき続けていました。
イケメン。
分かれ道に来ました。右手はサバンナゾーン?、左手はゾウとかがいるみたいです。とりあえず全部見たいので、左側の道へ。
なにこれ!?ものすごく立派な角を持つ牛がいました。アンコールウシ、というアフリカの牛らしく、調べてみるとボツワナ原産らしい。この角だけで何キロあるんだろう…。どうも日本の動物園にはいないようで、こういう種が見れるのは海外動物園の醍醐味。
またもや牛。ジャージー牛っぽい雰囲気?
アジアゾウがいました。さすがにでかいです。マレー亜種なのかな?このあたりは道がけっこうな坂で、暑さも相まって大変。汗だらだらでした。
紹介パネルがありました。SITIさん、SIBOLさんらメス2頭と、TERIANさんというオスが1頭、計3頭いるようです。
またもや牛さん、こんどはムキムキ。ガウルという種類で、別名インドバイソン。高地の森林に暮らす野牛で、マレー半島中部の山岳地帯にも生息。開発により、タイ方面の生息地とは分断されてしまったよう。頭頂の毛がハンサム。
それにしても、園内の環境がどんどんジャングルっぽくなってきている気が…。
ピューマ舎だったかな…?うーん非常に熱帯雨林な感じ。写真中央の高床テラスで寝ていましたが、しっぽしか見えず。写真に撮ってもよくわからず…。
ビントロングさん。マレー半島ふくむ東南アジア地域に生息しているので、こっちでは「郷土のいきもの」なんですね。ビントロングという呼び名もマレー語(Musang Binturong)由来なんですと。
パンダ舎手前まで来ました。横の放飼場にラクダが3頭います。ちょうどごはんタイムだったのか、このあと葉っぱを食べ始めました。
この国立動物園の目玉、パンダ舎にももちろん入場します。少し前までパンダ舎では別料金をとっていたようですが、この時は手首の入場券をスキャンすればそのまま入ることができました。
ここについてはせっかくなので、別記事に詳しく書いてます。
パンダ舎を出て、さらに奥へ奥へ進んでいくと類人猿ゾーン。
こちらはスマトラオランウータンさん。マレー半島のお隣、スマトラ島が生息地。ボルネオ島に生息するボルネオオランウータンはまた別種です。 オランウータン(Orang utan = 森の人)って名前はマレー語由来。放飼場は柱とロープで立体的な移動ができるようになっていました。
ほどほどにキリがよいので以下次回。
園内マップに今回あるいた経路を示します。マップ上端まで来ました。
マレーシア国立動物園(18/02/17)【その1・入園~鳥類~マレーバク】
マレーシア滞在中に訪問した「Zoo Negara Malaysia(マレーシア国立動物園)」の訪問記録です。
春節休暇を利用して、クアラルンプール都市圏の郊外にある動物園を訪問しました。ライトレール・バス等で乗り継いでいくこともできるようですが、同行者もいたのでGlabを呼びました。結構郊外の方まで走ってようやく到着。動物園入り口の渋滞がすごく、バス停で降ろされて少し歩きました。着いたのは2時半ごろ。
駐車場の中を抜けて正門へ。春節(旧正月)をお祝いする幕が下がっています。恭喜發財(Gong Xi Fa Chai = あけましておめでとう)!
チケットカウンターでチケット購入。手首に巻くタイプでした。外国人料金なのでRM85、日本円で2400円くらいとお高め。現地人はRM44なんですけど、よくあることです。ついでにパンフレットももらっておきます。厚紙でしっかりしたものですが、あまり情報量は多くない…でも位置把握には役立ちますので。
園内地図や注意事項、料金、毎日9時から17時まで開園、アニマルショーのご案内などなど。まとまった掲示があるのはありがたいです。
入園。園内は木々も多く、立地環境的にも日本でいうズーラシアや多摩みたいな感じですかね。左回りで行くことに決め、さっそく園内観覧を開始します。
まず目についたバタフライガーデンに入ってみます。温室になっていて、その中をチョウが飛び回っている感じ。カメなんかもいました。また、温室に入る前の展示室では、チョウに限らず様々な虫が展示されています。カブトムシからナナフシ、そしてゴキブリまで…。ゴキブリ…。(写真はろうかと迷いましたがやめときます)
進みます。お次はキリン舎で、訪問時は3頭のキリンが家族で暮らしていました。おそらくオスメスペアの大人キリンと、まだ背の低い子キリンがいます。
円筒状のゲージの中にいますが、子キリンをかなり近くで見ることができました。元気に育ってほしい。
紹介パネルはこんなかんじでした。マレー語と英語の2言語表記です。ほどよい情報量で図形や写真もあって分かりやすい感じ。
つづいてマレーバク。公園にある野外ステージのような、コンクリート製の屋根の下で寝ていました。バテてるようにも見えます。常夏のマレーシア、2月といえど夏の気候ですので、ヒトの方も注意が必要。ちなみにマレーバクはこのあとも別の場所で遭遇しています。さすが国の名前がついているだけある(?)
園内には大きな池があり、周りには木々が茂っています。南国~。
その木々をつたって大型の鳥が飛び回っています。これは飼育動物なんだろうか…?あとあと調べたところ、インドトキコウというコウノトリ科の鳥で、インド亜大陸やインドシナ半島、中国南部に生息しているそう。
人のそばまで飛んできたりして、マレーシア人の注目をあつめます。みんな写真撮ってました。この日は園内はムスリムのマレー人が多かったんですが、きっと華人はみんな春節で帰省中なんでしょう。
食事中のエミュー。なんか小型の鳥(クロトキ?)も混じっています。ここから先は鳥重点ゾーンで、大小さまざまな鳥類がいろいろと見られました。
ちょっと奥まったところにいた、ヒクイドリさん。頭から頸にかけた美しい青色の皮膚、ふさふさつやつやの真っ黒なボディ、アップだとちょっとグロデスクな赤色の首元の皮膚に、硬質で鈍く輝く頭部の兜。凛々しい目つき。
イケメン。
でもなぜこんな、園内の隅っこの方にいるんだろう…
鳥類のケージが並ぶエリアへ。ショウジョウトキがいました。毛づくろい中。
色鮮やかな小鳥。インコのなかま?「インコ 嘴 赤」で検索したらルリコシボタンインコとでてきてドンピシャでした。(インターネットすごい)
こっちむいてくれませんでしたが、フクロウ系もいました。
池のあるバードケージがありました。さっき外でみたインドトキコウや、コクチョウなんかがいます。
コクチョウさんは毛づくろい中。
水を飲む頭が黒い鳥…クロトキですかね。真っ白なボディと真っ黒な頭・脚のコントラストがきれい。
バードゾーンでわりと時間を食ってしまったので、ちゃっちゃか進んでいきます。緑が多いせいか、意外と涼し気。
お次はシカ。アクシスジカですかね?群れで暮らしていました。
またもやマレーバクがいました。ここの放飼場はけっこう広くて、緑にあふれています。より自然に近い感じなんでしょうか?
暑いからか、水浴びが始まりました。プールに2頭そろって漬かっています。
長くなりそうなので、続きは次回。
園内マップに今回あるいた順路を示してみました。まだ先は長そう…。
マレーシア国立動物園(18/02/17)【コツメカワウソ Memerang Kecil】
マレーシア・クアラルンプール郊外のZoo Negara Malaysia(マレーシア国立動物園)、コツメカワウソ舎の紹介です。
園内マップを見ると、カワウソのマークが書かれている場所が他にあるのですが、時間やスコールや同行者等もろもろの事情でこれから紹介する場所以外は見ていません。(再訪したい…)
小規模獣舎がならぶエリアの角に、コツメカワウソが暮らす獣舎があります。
写真で確認する限り、9頭のカワウソ一家が暮らしているみたいです。放飼場内はプールや木の橋がありました。ちょっと汚いですが、高温多湿な環境下で仕方ない面もあるかな。
来園者に対して興味津々なのか、私が訪れたときは家族総出で網の前まで来て、つかまり立ちをしていました。網の目が細かく、手前に柵もあるので、写真は撮り辛いです。
地元の家族連れが柵越しに葉っぱを差し出しました。精一杯手を伸ばしています。
でも届かなかったみたい。うーん、こうやって手を伸ばしている子が多かったし、ご飯をあげてしまう不届きな来園者が居たりするんでしょうか?
それともカワウソのサガ、なにかがあると気になってしまうんでしょうかね。近くまで来てくれること自体は観察しやすいのでいいんですが。あまり長い時間居られませんでしたが、ずっと網のそばでぴゃあぴゃあ鳴いていました。
人だかりとまではいかないですが、コツメカワウソ舎前で足を止め、喜んでいる人は多かったです。カワウソの愛らしさは国境を超える。そもそも、コツメカワウソはマレーシア含む東南アジア周辺が野生での生息地ですしね。
最後に解説パネル。食べ物や生息域、寿命、縄張りをもち群れで行動する、声でコミュニケーションをとる、等書いてありました。「Memerang Kecil」はコツメカワウソのマレー語名で、Memerang = かわうそ、Kecil = 小さい、つまり小さいカワウソ。
あまり下調べをしていなくて、カワウソに会えるかわからない状態で行ってしまったので、とりあえずは会えただけでもよかったです。
マレーシア滞在中に訪問した別の園のカワウソ記事はこちら。
マレーシア国立動物園(18/02/17)【ジャイアントパンダ館】
マレーシア・クアラルンプール郊外のZoo Negara Malaysia(マレーシア国立動物園)、動物園の目玉であるジャイアントパンダ館についての訪問レポートです。
パンダ館の入り口付近・外観。かなり立派な建物です。正門からここまでそこそこ距離があります。
カラフルなタケ風の装飾がされていて、パンダ気分(?)を盛り上げてくれます。「全チケットにジャイアントパンダ観覧料が含まれています」的なことが書いてありますが、どうも少し前までパンダ館は別料金(RM10程度)をとっていた様です。自分も古い情報で別料金だと思い込んでました。まあ、RM85(≒2500円)もする高い外国人料金を払って入園しているし、ありがたく入らせてもらいます。
入館時には手首に巻いたチケットを読み取られ、観覧の時間制限?を告げられます。確か2~30分程度でしたが、そこまで厳密なものでもなく、目安程度。後述の事情で結局時間超過しましたが、特にペナルティ等はありませんでした。
最初のホールは、ジャイアントパンダに関する様々なパネル展示。パンダとクマの仲間の背比べや…
パンダの赤ちゃんの1年間など。後々知ったのですが、どうも訪問の一か月ほど前(2018年1月)に赤ちゃんが生まれていたようです。訪問時はさすがにまだ公開されておらず、会えませんでした。
こちらは全世界のジャイアントパンダを飼育している動物園地図。我らが日本の3園(上野・白浜・王子)もちゃんと載っています。地図自体は若干情報が古く、アジアでは韓国(2016年導入)やインドネシア(2017年導入)は特に表示がありません…。しかしこうしてみると、3館にいる日本は結構なパンダ好き国家な気が。
階段を下り、ジャイアントパンダの放飼場へ。ラグビーボール型のドーム内に、観覧路が二つの放飼場を仕切るようにS字に配置されています。そして冷房が効いていて涼しい。外は多湿で30°Cくらいあるので、さすがパンダは好待遇だな~と思いながら涼んでいました。
国立動物園のジャイアントパンダたちの紹介パネルがありました。フーワ♂(Fu Wa, 福娃)、フォンイ♀(Feng Yi、鳳儀)の2頭がいて、お互い2006年生まれ、2008年北京五輪でマスコットを務めた、とのこと。
Fu Wa, Feng Yiはマレーシア名のようで、Xing Xing, Liang Liangが国際的な名前のようなんですが、ちょっとよくわかっていません。
放飼場はアスレチックやタイヤブランコ、池なんかもあります。ただ肝心のパンダがいない。ここまで来て見ずに出るのはいくら何でもアレですし、しばし待つことにします。
しばらくすると飼育員さんが登場し、野菜や果物を放飼場内のあちこちにおいて回っています。どうやらこの後フィーディングタイムのようです。飼育員さんの着ているTシャツ、竹の模様がカッコいい。
ごはんの準備が済んだところで、扉が開いてパンダが登場。よじ登ったりしながら放飼場内を歩き回り、置かれたカット野菜&果物を食べていきます。
当時フォンイちゃんは出産したばかりですし、この時出ていたのはフーワくんでしょうね。結局でてきたのは1頭だけでした。
この時は出産のことを知らなかったので、まあパンダって繊細なんだろうな~くらいに思っていました。
ごはんを探して放飼場中を歩き回るので、観覧路のどこで見ていても近くへ来てくれるようになっています。よじ登ったり歩き回ったりといい運動になりそう。
アップで見てみるとけっこう凶悪なツメをしてます。そういえばクマのなかまだった。
池の淵のごはんも回収していきます。なんか下半身がやたらと茶色い気がします。
すべてのカット野菜&果物を食べ終わると、ドカッと腰を下ろして竹を食べ始めました。下半身が茶色いのはこの座り方のせいでしょうかね? あと、この体勢だと立派なアレの確認ができるので、やはりこの子はフーワくんで間違いないようです。
実においしそうに?バキバキと竹を食べています。なんかどことなくオッサンくさいなあ…って印象を抱いてしましました。座り方のせいでしょうか?
観覧路をすこし進んで、横から。後ろの丸太を背もたれにして竹をムシャムシャ。しばらく動きがなさそうですし、最初に告げられた制限時間もオーバーしてしまいました。(空いていたからか特に問題はありませんでした)そろそろ出ることにします。バイバイフーワくん!元気で!
放飼場エリアを出たところには土産売店があり、ジャイアントパンダ関連グッズがたくさん売られています。まんまと戦略にハマり、マレーシアの観光地土産としておなじみ?のマグネットを購入。RM10(≒300円弱)くらいだった気がします。国旗とパンダの組み合わせが分かりやすくていいかなーと。
お土産売店の先はカフェになっていて、飲み物や軽食を販売していました。ペットボトルが街中よりだいぶ高かった気がします。
パンダの顔のカップケーキが売られていて、これがかわいい!そこそこお値段がするのと、喉がかなり渇いていたので結局買いませんでしたが、今思えば食べておくべきだった…。
以上で、マレーシア国立動物園のパンダ館レポートはおしまいです。マレーシア唯一のパンダということで、かなり大事にされている印象を受けました。